2018年8月からしばらく閉講します。 また年度変わりに受講生を募集してみます。

小学校低学年から大人まで、年齢も性別も分野も幅広く習うなら「まふじ演技スタジオ」へ!

まふじ演技スタジオ連絡先.jpg ←まふじ演技スタジオへのお問い合わせ

2016年12月09日

ボイス講座 第17回 「ボイスドラマ」

3回目のボイスドラマを収録しました。3回目と言うか「3シーン目」ですね。

ボイスドラマ(ラジオドラマ)では音声しか表現手段がないので、(声の)演技にも正確性や無駄のなさが要求されると思います。尤もこれは演劇や映像作品でも同じことなのでしょうね。
もちろん「遊び」はあってもいいのですが、「遊び」と「ムダ」は違います。「遊び」は意味を補完したり、強調したりできますが、「ムダ」は意味や理由の邪魔になります。
「正確性」というのはいつも申しているように「行動」の正確性のことです。
特に「内的行動=内的動詞」をいかに正確に表現するかということが重要です。

おもしろくない演技というのは、見る(聴く)人にとって、その演技者の演技に「内的動詞」が感じられないか、間違っているか、あるいは「ない」ということなのだろうと思います。(棒読み、棒立ちというヤツです)
「内的動詞」を「感情」と呼ぶ人もいますが、人間はそんなに感情に基づいて生きているわけではありません。ただ「考える」という内的動詞が前提にあります。
その「考えた」結果に、別な「内的動詞を含んだ外的動詞=他人からの働きかけ」があって、自分の内的動詞に変化が起きます。
これを一般的演劇用語として「キャッチボール」と言います。

少し器用になったり、どこかで演技の経験を積むと、「相手から出された内的動詞」を受け取らず、自分だけで解釈した「自分の内的動詞」を相手に向かって出力したり(=噛み合わない)、内的動詞ではなく「形の変化を起こすこと」に専心したり(=形ばかりの演技)になったりします。

「このセリフをどんな風に言えばいいのだろうか」とか「ここではどんな演技をしたらOKが出るのだろうか」などと思ったら、それは「演技の本質から外れている状態」だと考えればいいでしょう。

演技表現は「やり方」や「言い方」ではありません。



posted by 塾長 at 11:59| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月04日

ボイス系講座「ラジオドラマ」第10回(最終回)

いよいよボイスドラマレッスンの最終回であるとともに、2015年度「ボイス系レッスン」の最終回を迎えました
この1年、受講生の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございます

4月からの最初の5回は「発声」のレッスンとして、いわゆる発声の仕組みの解説と簡単な訓練方法をお教えしました。実習教材として「アナウンス原稿」を使ったりしましたね。
次の5回は「朗読」のレッスンで新美南吉「売られていった靴」を教材に、物語の背景を探ることをご説明しました。
当初は「ボイスドラマ」のレッスンを5回で終える予定だったのですが、皆さんの演技が面白く、結局「アテレコ」に予定していた最後の5回も「ボイスドラマ」の実習に充てました。
その結果、いちおう最後まで作品を収録することができました。
編集した完成作品(これを完パケという)は、また受講生の皆さんにお送りします。

そもそもアテレコというのは「アニメごっこ」「声優ごっこ」で終わってしまうことが多く、劇団などの「演技の訓練の場」ではまず訓練対象にしていません。
もちろん「アテレコ」もレッスンで体験しておくことは重要だと思いますが、その基本はやはり「演技」ですので、ちゃんとした演技の訓練、勉強をしておくことのほうが大切です。
それは「朗読」や「ナレーション」をするにあたっても同じでしょう。ちゃんと演技ができれば、そのいずれもできると思います。

この1年間で「ボイス系講座」とは言え、やはり私のレッスンは「演技」であったように思います(笑)

受講生の皆さん、また宜しければ4月からの来年度講座も受講してください。

さて、いよいよ来週は「演技系講座」の最終回です。

posted by 塾長 at 00:04| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月19日

ボイス系講座「ラジオドラマ」第9回

新年最初のボイス系レッスンです。
予定通り物語の最後まで収録することができました。
例によって録音したファイルは受講生の皆さんにお送りして参考にしていただきましょう。

いつもは同じシーンを全員が全部の役をやれるように回していたのですが、次回、最終回は場面ごとにキャスティングして、「通し」で録音いたします。
もちろん「通し」と言っても場面ごとに収録しますがね?
受講生の皆さんには宜しく予習をお願いいたしたく存じます。

今日も受講生のMMさんが質問してくださいました!
MMさんはいつも何かしらの疑問を持ってきてくれるので大変助かります。

質問■先日、長いナレーションをしたのだが、舌が疲れてきたのか、途中で「〜される」「〜なのです」というのが大変発音し辛くなった。そういうときはどうすればいいのか? また長い文章でも疲れない方法はあるのか?

解説■まずどれほどの「長さ」なのかというのが問題ですし、求められている表現が自分にとって楽なのかどうかという問題もあります。つまり「大量のアナウンス」なのか「長い朗読」なのか、そしてそれがその人にとって楽なのかどうかという問題があるということです。
人によっては「機械的に読むほうが楽」ということもあるでしょうし、逆に「語りなら疲れない」という人もいるでしょう。
しかし、私は「読む」より「話す」意識でナレーションをすると楽になるのではないかと思います

次に発音機能の問題です。
サタダナラ行は舌先を用いる子音で、舌先の筋肉の弱い人はたとえ疲れていなくとも「発音し辛い」ことはあるでしょう。
これはやはり日常的に舌先を鍛える訓練(訓練方法は受講生にお伝えしています)を積んでおくほうがいいと思います
しかし、仕事の現場でそういう訓練をやることはできませんし、そもそも間に合わない
そこで、例えば「〜される」の場合、「れ」が発音しにくいのであれば、その後ろの「る」に意識を置きます。「〜なのです」の場合で、「の」が引っかかるなら、やはりその直後の「で」に意識を置きます。
多くの場合、「発音しにくい音」を明瞭にしようと思ってしまいがちで、それで却って「発音がおかしくなる」ということがあります。要は「発音しにくい音の直後の音に意識を置く」ということですね

発音しにくい言葉の発音についてはDNA計画の下記ブログ記事も参考にしてみてください。
俳優(声優)・ナレーター初心者コツ講座「難読語対策」1
俳優(声優)・ナレーター初心者コツ講座「難読語対策」2
俳優(声優)・ナレーター初心者コツ講座「難読語対策」3

さて、いよいよ次回(2月2日)はボイスドラマの最後のレッスンです。
皆さん、楽しんでくださいね!!

posted by 塾長 at 23:32| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月17日

ボイス系講座「ラジオドラマ」第8回

現在使っている教材は「果たして最後までやれるかな?」と思っていたのですが、とうとう最後近くまでひとまず進むことができました。
年明けの次回講座で完結するでしょう。

この日の実習では登場人物が4人で、あまりマイクシェアで悩むことはありませんでしたので、ボイスドラマ独特のマイクワークを中心に実演してもらいました。
そのシーンをオフでしゃべるのか、オンにするのか、はたまたオフからオンにする(あるいはその逆)のかというようなことは演出の決め事ですけれど、実演者も事前に「たぶんここはこのような動きだろう」ということを台本から読みとって予習しておくことは必要かも知れません。
私もその昔、某局でよくラジオドラマに出演しておりましたので、出番のないときは副調整室(ミキサーなどの機材があって、演出やエンジニアがいる)に入らせてもらい、お茶をすすりながら演出やエンジニアの意見および出演者への指示を聴いていました。このことが自分が民放でラジオドラマを演出するときの糧になったのは言うまでもありません。もちろん自分がラジオドラマやドラマRCM(ラジオCM)に出演する時の「引き出し」にもなっています。

勉強と言うのは次の3つの行動の循環で成果を挙げます。

受信:「台本を読む」「演出の指示を聴く」「人の演技を観る(聴く)」など
処理:考える
送信:意見を言う、実演をする

つまり通常のメールの送受信や、いわゆるコミュニケーションと同じです(笑)
問題文を読む、考える、答えるという学校での単純な作業の中にこそ、向上のヒントがあります(笑)
演技のできない人の中にコミュニケーションがとれない人が多くいるのはその裏付けでしょう。

演技者を目指す人の中には「自分が送信すること(自分で演技すること)」にばかり一所懸命な人がいますが、それではなかなかうまくならないでしょう。タレント養成所などではときおり、そのような人がいらっしゃいます。「せっかく(養成所に)行ったのに今日も自分の出番がなかった…」と嘆くわけです。しかし、そういう人は勉強の機会を逃しているのだと言えます。これはスポーツなどの世界でも同じことが言えると思います。
ちゃんとした俳優ならば「相手のセリフをよく聴くこと」の重要性を理解しています。すなわち「受信」の重要性を説くわけです。

さて!!
いよいよ明日は「クリスマス朗読パーティ」の仕込みとゲネプロです!!
4回公演ともに満席になる予定です。ご来場くださったお客様が楽しまれるようがんばりましょう!!

posted by 塾長 at 15:59| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月03日

ボイス系講座「ラジオドラマ」第7回

今回の実習は登場人物の少ないシーンでしたのでマイクシェアの課題はほとんどなく、多くは「表現」の問題に取り組んでもらいました。
表現と一口に申しましても、ボイスドラマの場合は技術的側面と演技的側面(役作りなど)があります。

【技術的側面】
@歩きながらしゃべっている
こういう場合の演技では実際に「左右交互に足ふみ」をする人が多いと思いますが、それだと環境によって「足音」が入ってしまうことがありますので「足ふみ」はやらないほうがいいでしょう。
これは立った状態で両ひざを揃えて、演技上求められているであろうスピードに合わせて膝の屈伸を行います。ゆっくり歩いているなら屈伸の速度もゆっくりです。もし走っているという状況ならば屈伸のスピードも速いでしょう。
屈伸と言ってもその深さは5センチから10センチ程度です。あまり上下動が大きいとマイクから離れ過ぎてしまいますからね?
このときあまりがんばって腹筋に力を入れないことが重要です。腹筋に力を入れると横隔膜が下がったままになり、声に変化が起きにくいからです。
同時に屈伸に合わせて「息遣い」を入れるとさらに効果的です。

A後ろを振り返りながらしゃべっている
これは意図的にマイクオンとマイクオフを素早く繰り返します。ゆっくりオンオフをすると相手に近づいて行ったり離れたりという聴こえ方をしますので、「すばやく」顔を動かすといいでしょう。
つまり「現実に振り返ってしゃべる」というのをマイク前で行います。意外とリアルですよ。

【演技的側面】
@書かれているセリフごとに細かく「行動」を分析する
多くの演技者の演技の弱さは、セリフ全体の行動をひとつにしてしまうことにあります。例えば次のようなセリフがあったとします。

「まさか遅れてくるなんて思ってなかったら【遅れるわ〜】ってメールが来た時にはムカッときたよ」

以上のようなセリフを言うときに、例えば「怒る」一色になってしまうことがよくあります。
確かに発話者が「怒」っていても間違いではありません。しかし、それではひとつの味わいしかありません。
そこで細かく行動を読みとることにします。

「まさか遅れてくるなんて思ってなかった」→驚く
「【遅れるわ〜】ってメールが来た時」→思い出す、絵(メール画面)を想像する。
「ムカッときたよ」→怒る、困る

「怒る」という行動だけでもこのセリフは成立するでしょうけれど、面白くない演技やおもしろくないセリフ表現と言うのは「展開される行動がひとつだけ」というものです。あなたが誰かのセリフを聴いて「間違ってないんだけど、なんかおもしろくないな」と感じたときは、セリフの中で展開されている行動が単一でふくらみのないことが多いだろうと思われます。

A文字に縛られない
書いてある言葉をそのまま間違えずに読むというのは「(ナレーションなどの)仕事」の場では優先されることが多いので注意を要します。しかし、こと「ドラマ」に関してはもっと自由な言葉遣いにしても多くは差し支えないでしょう。
そもそも「人間の言葉」を発音どおりに文字で書き表わすことはほとんど不可能です。また逆に「できるだけ発音どおりに文字で書く」と読みにくいし、却って意味がわからなくなることもあります(笑)
文字で書かれたセリフは「だいたいこんな意味のことを言っている」と解釈して、自分で創り上げた役柄(役作り)に従って、「できるだけ自由にしゃべる」ようにします。
もちろんその結果、「本来伝えたいことが聴き手に伝わるかどうか」を判断するのは演出担当の仕事です。
演技者は文字に縛られない、(自分の)演出に縛られないように演技をしましょう!

今回の実習ファイルには効果音などを付けた上で、受講者にお送りしますので、また演技の参考にしてください。
posted by 塾長 at 23:38| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月18日

ボイス系講座「ラジオドラマ」第6回

今年度の「ボイス系講座」も今回を含めて5回です。
本来ならば今回から「アテレコ」を勉強する予定だったのですが、すでに1回分食い込んでいるので、塾生の皆さんと話し合った結果、ひとまず残り4回も現在の教材を使ってボイスドラマを練習することにしました。

今日の実習で嬉しい驚きがあったのですが、それは塾生がダメ出しにすぐ応えられているということです。

「そのセリフはもっとギラギラして」(ギラギラってなんのこっちゃ?)
「徐々にヨヨと泣き崩れてみて」
「お腹が減っている声で」

こんなダメ出しで演技をすぐに変化させられていました。
「この場合の『ギラギラ』とはどういう意味か、なぜギラギラするのか」「どういう思いの変化で泣き崩れるのか」「お腹が減っているときにはどんな生理状態、精神状態になるのか」それらを具体的かつ論理的に考え、想像し、自分をその状況に瞬時に追い込めることが大切です。
そのように考えると演技に必要なのはやはり「知識」よりも「思考」や「想像」という能力ですね!
「知識」は「思考」や「想像」を支える力にはなりますので必要ではありますが、「知識」だけでは「知っている」という状態に過ぎません。いくら知識があってもそれを「思考する」という行動に結びつけないといけないわけです。
また「想像」についてですが、私はこれを「思い遣り」(思いを遣る、行かせる)という風に説明します。
もちろん「役の人物に向けて思いを遣る」ということです。簡単に言えば「優しさ」ですね。人間は誰でも「自分に対しては優しい」のですが、他人に対して優しくするのはむずかしいものです。
演技がうまくなりたいと思うならまず「他に優しくある」べきかも知れません。
私はそれが頭ではわかっていてもなかなかできません(笑)
これが「知識」と「行動」が連携していないということになります(笑)

今回の実習ファイルもまた受講生の皆さんに送りますので、演技の参考にしてください!
posted by 塾長 at 07:33| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月03日

ボイス系講座「ラジオドラマ」第5回

今日は本来ならば「ラジオドラマ」講座の最終回ですが、皆さんの充実ぶりがうかがえますので、もう1回延長することにいたします。

今日は新受講生も交えて3本のマイクに対して5人でシェアするという練習をしました。
同時にマイクのオンオフをセリフによって使い分けてみるというマイクワークにもトライしてもらいました。
もちろん「演技」に関しては皆さんそれぞれが「自分なりの表現」を展開してくれます(笑)
面白いキャラクターも表現できていて楽しい実習になりましたね!

キャストをその都度変えて演じましたので、都合4回収録し、その都度モニターして反省材料にしてもらいます。録音物(もの)はこのように録音してはモニターするということを繰り返すことが大変重要です。モニターして自分で自分にダメ出しをするということですね。もちろん私からも気がついたことがあればアドバイスします。
ね? しっかりレッスンしているでしょ?

さて、レッスン前の質問コーナーでは2つの疑問が寄せられました。

@【台本の中に言いにくいセリフがある!】
これは発音の問題ではなく、「なぜか言いにくい」というものです。
そういうセリフは、まず自然な言葉づかいではないことが多いということです。ちなみに質問者が「なぜか言いにくい」と感じていたセリフの不自然さは「説明的」だ、ということが原因です。この「説明的セリフ」というのはラジオドラマではよく出てきます。なにしろ「言葉」しかないので作家がすぐ説明してしまうのです。
ただ、どうしてもセリフを変えられない状況もありますね。仕事の現場などではセリフも多くの人のチェックを受けてきているので、おいそれと変えられないこともあります。
そういうときはその「説明的内容」の背景(どんな状況だったか、その時どんなことを思ったか、何を感じたかなどなどなど)を適当に想像して「言葉の裏付け」を設定するのがよろしいですよ。

A【思いが強すぎるとセリフが言えなくなる】
これは以前にも言った「客観性と主観性のバランス」をとることが重要なのですが、どうしても「思い入れ」が強くて「セリフを言えない」「原稿を読めない」ということも確かにありますなぁ〜。
昔、その年に教えた専門学校生たちにお別れの手紙を書いて自分で朗読および録音しましたが、なにしろ自分で「自分の思い」を書いたものですから結構読むのに苦労した思い出があります。
これです。

うわ〜〜〜私、結構いいこと言ってますね!
でも、今と演技に対する考えが変わってない(笑)
成長してないんかな…
あ…
そうそう、この録音は大変やったんです。「思いが強い」ので、「これオレが書いたんじゃないも〜ん」とか「発音とアクセントに気を付けよっと」とか、しょっちゅうそんな考えを胸に最後までなんとか録音できたのでした。
演技でもそうですが、演技者自身が感動し過ぎると観客が退いてしまうことがあります。すごい矛盾かも知れませんが、表現者は表現し過ぎてはいけないのかも知れませんね。
posted by 塾長 at 21:29| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月20日

ボイス系講座「ラジオドラマ」第4回

今日は台本を少し進めてみました。
受講生が4人でしたので、同じシーンを配役を交代しながら、都合4回録音しました。
それぞれに表現が違っていて面白いのですが、やはり「役作り」がしっかりしていないと演技の質は上がりません。セリフの言い方ではダメなのです。

今日の実習で特に気になったのは、演技上、登場人物がどう動いているのか、どんな行動を執っているのかを演技者が想像できた上で演技しているのかどうかという疑問です。
ラジオドラマは「音声のみのドラマ」とは言え、ドラマを聴いている人は登場人物の身体表現(身体行動)を想像して楽しんでいます。と、言うことは、演技者自身が自分の役の行動(行為)を論理的に創造し、さらに想像していなくてはなりません。
簡単に言えば、「そのシーンが頭の中で映像化されているか」ということが問題なのです。

「シーンの映像化」が脳内でできていないとボイスドラマの場合のセリフも「ただ言っているだけ」になります。
---------------------------------
今日の実習ファイルも各受講生に送ります。
皆さん、自分の演技を点検してみてください。


posted by 塾長 at 22:09| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月09日

ボイス系講座「ラジオドラマ」第3回

今回はレッスン体験希望者もお越しくださったので、総勢5人でのレッスンです。
前回、休んでいらした受講生もお見えでしたので、まずは前回と同じ部分を配役を変えてマイク前で実演しました。もちろんマイクワークを中心とした練習です。
皆さんなかなか勘良くできていたと思います。
距離感を表現する声の音程変化・声量変化もちゃんとできていました。
ですが、演技についてはまだまだ改善の余地ありでしたねぇ(笑)

マイクワークに関しては、まあまあうまく出来たので、続きのシーンを実演することにしました。
これは短いパートなのですが、登場人物が5人です。しかし、ちょうどいい具合に体験希望のかたがいらしていたので、うまく配役できました。ただ、3本のマイクに対して5人の登場人物が入れ替わり立ち替わりですので、前回(3本に対して4人)よりも少しマイクシェアがむずかしい。
※念のために申しますが、私の塾には常時5本のマイクがあります。あくまでマイクシェアの練習のために3本だけ使っているんですよ!
さて、何回かマイクシェアの練習をして、円滑にできるようになりましたので、やはり録音しました。

演技上の問題点として私が指摘したのは、セリフを言うときの声の高さです。
実は「同世代の同性同士の出演シーン」、とりわけ、それが若い人たちである場合、音声だけではリスナーが「聴き分けられない」ことが多いのです。つまり誰が誰やらわからなくなることがあるということです。
演じている自分たちや、ひょっとすると演出なども、「今誰が何の役を演じていてセリフをしゃべっているか」ということがわかっているので、この問題は見過ごされがち、いや聴き流されがちになることが多いのです。

でも、だからと言って「声質」を変化させると現実感(リアリティ)が失われてしまう可能性が高いので、それは原則として避けたほうがいいでしょう。
ではどうしたらいいのでしょうか?
対策は下記です。

【あくまで「役の人間の違い」を明確にする】
これが最も妥当な方法です。すなわち「演技」です。
役の人間の物の考え方、感じ方、価値観を明確にすることで、他の役との違いも明確になります。

【相手役のセリフの語尾の高さ(音程)にひきずられない】
これは文章で説明するのは難しいのですが、相手のセリフの語尾の音程に釣られると、同じ音程から出てしまいがちです。しかも「声質」が似ていると、ますますわからなくなります。「同世代の同性」は声質が似ていることが多いので、相手のセリフの語尾の高さとは違うところからセリフを言い始めると良いでしょう。
いささか「コツ」のようなことですね。

ラジオドラマを製作するかたは、以上の2点を心得ておくと良いと思います。
------------------------------------
今回の実習ファイルも受講生の皆さんにはお送りしましたので、またそれを参考にしていただき、次の実習ではさらなるレベルアップを期待いたします




posted by 塾長 at 23:30| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月23日

ボイス系講座「ラジオドラマ」第2回

ラジオドラマ講座の第二回目です。
それほど多く内容を進んでいるわけではないので、今回は録音におけるマイクワークをメインに練習するつもりです。

授業前にある受講生から「「宝塚歌劇」の話題が振られてしまい、しばらく私の「タカラヅカ体験」をお話ししました。
そもそも私はタカラヅカ歌劇に相当な興味を持っております(笑)
何が面白いって「ファンクラブ」なる存在、およびそのファンクラブを取り仕切っている「幹部さん」(ちなみにアクセントは【カンブサン】と完全上平板www)の行動です。
いつぞや宝塚までチケットを買いに行ったことがありました。
朝早くから一般のファンはもちろん、ファンクラブの「幹部さん」たちもチケットを購入するために集まっています。面白いことに宝塚歌劇のオーケストラの楽員さんたちまでチケット売り場に並んでいます(笑) こういうところは「特別扱いしない」という「タカラヅカ」のいいところかも知れませんが…(笑)
ホントのところはわかりません。

さて、多くの「幹部さん」たちはチケットの購入方法についてあれこれとファンクラブの会員に携帯電話で指示しています。
以下の発言は「あるカンブサン」の携帯電話での発言です。(オレンジ文字はアクセントが高くなっていることを表す)

ん、ん、わるよ」(ほとんど東京弁)
いから、いから、どうせわなきゃしょうがないんだからぁ」(ほとんど東京弁)

問題はこの後です。

い、い…部、買(こ)うちゃって!

あっはっはっは!
「買(こ)うちゃって」って、、、、ひぃ〜〜〜〜〜あっはっはっは!
関西弁以外の何物でもありません!クゥ〜〜〜、 あ〜ッはッはッはッはッは!
共通語と関西弁のチャンポン、いいですね〜! 「カンブサン」の頑張りを感じます(笑)
きっとカンブサンを始め、ファンの皆さんは本当に一所懸命なのだろうと思います。
その一所懸命さこそが大事なのかも知れませんね。

あれれ?
何の話でしたっけ???
あ、そうそうマイクワークね?

これはマイク前で「演技」をする際に「遠近感」などを表現するものです。
マイクにセリフを言いながら近づいて来たり、離れていったりすることでそれを実現します。もちろんそこに声の音程などの要素が絡んだり、腹部周りの筋肉(特に横隔膜)の動きが発声に影響したりという要素も含まれます。
参考ファイルをモニターしてみてください。
1回目は、席を立って去っていく男を見送っている男二人の主観で、2回目は席を立った男の主観です。
同じシーンを演出を変えて録音してみました。



具体的に説明すると、1回目のほうは席を立って去る男役の俳優はマイクから離れていきます。2回目のほうは見送っている男たちがセリフを言いながらマイクから離れていきます。
このことで「音量」の変化が起こるわけですが、より重要なのは「距離の変化」を想像した上で俳優は「音程」の変化を起こさないといけないということです。
実際に人間は距離で音声を変化させますが、演技者はつい「音」だけの変化だと理解してしまいがちです。しかし、実際にはそれよりも「音」の変化が主体となります。


posted by 塾長 at 14:56| Comment(0) | ボイスドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
✨心温まるクリスマス・メルヘンです🎄 forkN用タイトルのコピー.jpg
ご購入はこちら(Amazon.co.jp)!!