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2019年06月25日

人間は「過去」を忘れる

私は立場上、多くの「若者」に出会います。
その多くは「演技やナレーションや朗読などの指導の現場」です。
私は自分が経験してきたことを彼らの参考になればと思って話しています。

そして、彼ら若者は10代から20代の人たちです。
私にも当然そのような時代がありました。


昔、私がそのような若輩者の時、いわゆる「大人」が集うバーに入り浸っていたことがありました。
あまり具体的なきっかけになるエピソードはここでは言えませんが、大人たちが「酒を飲んで辛さを忘れる」ということが本当なのか…
本当にそうならそれ(酒)に頼りたいと、その頃は思っていたのでしょう。

するとある日、そのバーで同席していた見知らぬ年配者が私にこう言いました。

大人「おい、お前は大学生か?」
私「はい…ぃ……」
大人「けっ! 親の脛かじりが一人前にエエ気で酒を飲んどるんか? 何の苦労もせんとええ御身分やな(嘲笑)」
私「(言われてみればそうなので黙っていた)……」
大人「何の苦労も悩みもない、クソみたいなお前らがうらやましいわ!(嘲笑)」

私はもちろん言い返せませんでした。
ただ、「何の苦労も悩みもない」という言葉にはカチンと来たのは事実です。

歳とは関係なく、悩みや苦労のない人間などいない

と、思ったからです。(振り返れば、確かに恵まれていたのだろうとは思いますwww)

果たして、現在、歳をとってしまった私……

あの時の「大人」のようになっていないのかと自問する時があります。
それは先述した「指導の場」でです。
偉そうに、相手が自分より経験や知識の乏しいと思われる「若造」を見下していないか……

人間は「過去を忘れるもの」です。
明らかに自分より年下、あるいは自分より経験や知識の乏しいと思われる相手を私たちは見下していないか……
はたまたそれによって自分の優位を誇っていないか…

知識や経験は「後進に伝える」ものであって、「自分の優位を誇る」ものであってはいけないと思う、クソジジイです(笑)

「振り返ることの大切さ」(歴史)を無視してはいけません。

posted by 塾長 at 02:45| Comment(0) | エッセー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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