2018年8月からしばらく閉講します。 また年度変わりに受講生を募集してみます。

小学校低学年から大人まで、年齢も性別も分野も幅広く習うなら「まふじ演技スタジオ」へ!

まふじ演技スタジオ連絡先.jpg ←まふじ演技スタジオへのお問い合わせ

2018年08月24日

ア〜〜〜が、オ〜〜〜きい!

いろいろなレッスン現場に行きます。
熱心な人が集まっている養成所などに行きますと、レッスンの前に個々が自主練習というのでしょうか、「ア〜〜〜ア〜〜〜〜ア〜〜〜!」「声出し」ということをなさっています。どうやら発声練習というやつなのでしょう。
ほかにも「アッ、アッ、アッ、ア〜〜〜〜〜」というのも耳にします。

確かに「ア」という母音は強く、大きく出る音なので、「声が出てる〜〜〜!!!!」という満足感や解放感は得られるでしょうね(笑)

以前、このブログにも書いた記憶があるのですが、この「ア〜〜〜〜」という発声は個人的な満足感は得られるのかも知れませんが、声を使う人(俳優、声優、ナレーター、アナウンサーなど)にとっては、あまり有益ではなく、むしろ害になるのではないかと危惧しています。

少し話を戻しますが、ア母音とオ母音は誰でも大きな音で出ます。
人間は急な痛みに襲われたとき、思わず「アッ!」(ア〜〜〜〜ッ!)とか「オッ!」(オ〜〜〜〜ッ!)って言うでしょう?
その時に「発声」のことなんか考えませんよね?
思わず出るところの出やすい音がアとかオなのです。

つまり放っておいても「出やすい音」がアとオなのではないでしょうか?

ところが世間で行われている発声練習とやらは「ア〜〜〜〜」がデフォルトであるようです(笑)
ただでさえ「出やすいア」を使って声帯その他発声器官を鍛えるのですから、ますます「ア」だけが強化されてしまうということにつながります。

その結果を画像でご覧いただきましょう。

アとオ母音を抜き出してみた.jpg

一目でわかりますが、波形が上下に大きく伸びているところがアまたはオの母音です。
つまりアあるいはオの音量(声量)の大きいことがわかります。

実際の音声は著作権やプライバシーの問題もあり、お聴きいただけないのですがお許しください。
ただ、、これはあるCMのナレーションです。
その音声ファイルは、残念ながら非常に聴きにくいというか耳障りなナレーションではありました。
(そのほうが印象に残りやすいといえばそうなので、CMの目的は達成できているかも…www)

耳に心地よいナレーションというのは、「5つの母音の音量レベルが、ある程度揃っているもの」だと思います。眠たくなってしまう可能性はありますが(笑)

こう考えて行くと、「耳に残ること(聴覚的インパクトの強さ)」を目指すのか、「心に残ること(意味的な強さ)」を目指すのかという選択になろうかと思います。
難しいですね〜〜〜!!

例示すれば、ある回転すしチェーンのCMナレーションは前者で、ある焼酎メーカーのCMは後者のような気もします(笑)
具体的に言えないのところが辛いのですが…。
いずれにしても「表現」というのは「内なる何かを自分の外に向かって伝えること、伝わることが目的」ではあると思います。
そういう意味でいずれかが勝っているということではありません。

しかし、発声訓練という狭義で言えば、「ア〜〜〜〜〜」という発声訓練は止めたほうが良いでしょう。
発声とやらを教える側の大きな問題だと思います。

教わる側(受講生、学生、研究生)は教える側(先生、コーチ)の言うことを鵜呑みにしないようにね!
…あ…私の言うことも同様です(笑)

追記■申し訳ありません! 「ある回転すしチェーンのCM」を聴いてみましたが、母音の発声は均等でした(汗)。声帯の使い方が独特で、それによって「音としての印象の強さを目指したもの」であるとわかりました。すみません!









posted by 塾長 at 04:26| Comment(0) | 発声 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

✨心温まるクリスマス・メルヘンです🎄 forkN用タイトルのコピー.jpg
ご購入はこちら(Amazon.co.jp)!!