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2016年10月05日

ながら考 ‐後篇‐

大阪弁にも「平板」と呼べるアクセントがあります。以下は私が日ごろ使っている大阪弁(関西弁)を例に説明します。※私の日常的な大阪弁ですからいい加減です。

前回の記事にも書いた「行く」というのは共通語では「い」ですが、大阪弁(関西弁)では「イク」です。私はこれを勝手に「上完全平板」と呼んでいます。
同様に「生きる」は共通語では「いる」ですが、大阪弁(関西弁)では「いき」となります。私はこれを「ずり上がりの下平板」と呼んでいますので、そういう意味では「大阪弁(関西弁)の平板は2種類ある」ということになります。
まあ、どうでもいいのですけれど(笑)

さて、この大阪弁(関西弁)の「上完全平板」というのは共通語でも多く「平板」になるというのが最近の私の研究結果です。あくまで「多く」ですので、一致しないものも、もちろんありますが、ひとつの目安になるのではないかと思います。

これも前回例示した動詞で見てみましょう。大阪弁のアクセントで示します。

着る(上平板)+ながら=着ナガラ 例:服を着ながら話す
(起伏・ずり上がり)+ながら=切りなが 例:肉を切りなが話す
叱る(上平板)+ながら=叱リナガラ 例:部下を叱りながら読む
食べ(起伏・ずり上がり)+ながら=食べなが 例:物を食べなが読む
(大阪弁ではずり上がり)+ながら=知りなが 例:嘘と知りなが聞く
(起伏・ずり上がり)+ながら=(ところが、これは!)見ナガラ 例:事故を見ながら走る


おもしろいと思いませんか?
「知る」は共通語も大阪弁も表記上は「知」なので、同じ「平板」だと思われがちですが、「る」の音程が大阪弁のほうがやや低いので、私は「ずり上がり下平板」だと思います。
また「見る」は共通語でも「起伏(頭高)」アクセントで、大阪弁(関西弁)でも「ずり上がり下平板(起伏にも平板にもなる)」なのですが、「ながら」がつくと「ミナガラ」という上完全平板に変化するようです。
言葉は生き物ですなっ!(笑)

私の「共通語と大阪弁の類似性」についての研究は、まだまだ多くの語例を集めないといけないようです。
しかし、大阪弁(関西弁)の「上完全平板」は共通語でも多くが「平板」であるということは言えそうです。
これは「名詞」でも同様の傾向が見られます。
すなわち、「自分のしゃべる大阪弁から共通語のアクセントを類推することが可能である」ということが言えるのではないでしょうか?
もし、そうできれば「ながら」がついた時のアクセントもある程度類推することができると思うのです。

でもまあ先述しましたように「言葉は生き物」です。
この「ながら」のアクセントも、いずれすべて「起伏」になっていくのかも知れませんね。

しナがら.jpg

posted by 塾長 at 00:00| Comment(0) | エッセー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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