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2016年08月20日

夏の日のシアワセ

大阪はひょっとして全国一暑いのかも知れません。
私ン家は電気代節約のため、昼間はエアコンを使いません。だから…

アヅイ〜〜〜〜!!!!

昔、そんな暑さを凌ぐために何本か「オリジナル怪談」を書きました。
今日はその中の一作「夏の日のシアワセ」を読んでみてください。
え?
……もちろん私の書いたオリジナルですから、バカバカしいものです(笑)
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【夏の日のしあわせ】

 セミが鳴いている。私にはセミが鳴いているようにしか聞こえない。
 そう、これでいい。
 どこかでかすかに読経が聞こえる。いまの私には読経は読経でしかない。
 そうそう、これでいい。
 「その音がその音にしか聴こえない」という幸せは多くの人には理解されないかも知れない。
 
昔、私の聴覚は、時として恐怖に彩られていた。
 しかし、幸せな結婚生活を送るようになってから、私の耳からその「幻聴」は消えたのだ。

「はあ〜、今日も暑いなぁ…。旦那は仕事、子供はプール…お昼は…そうめんでも食べとこ・・・」

 昔、私の聴覚は、時として恐怖に彩られていた。
 今、私の耳には遠くの「わらび餅売り」の、のんびりした売り声が聴こえているのみだ。しかし、この「わらび餅売り」の声も、かつては恐怖だった・・・・。
 忘れもしない、今日と同じような、うだるような夏の日の昼下がり、宿題の「夏の友」をやらされたあと、私はこれも嫌々ながら昼寝をしていた8歳のころ。
 その時、夢うつつで聞こえたこの「わらびもち売り」の声が、突然「ラーメン屋」のチャルメラに聞こえた。

『わらび〜〜〜〜も〜ち〜〜〜、わらびぃもち〜〜〜〜〜〜』

 「ラーメン屋台は冬の風物誌じゃないの?!」
 夢の中でそう気付いた私は、突然、真冬のような寒さを感じ、飛び起きた。見ると、昼寝の布団は、なぜか、ぐっしょり濡れていた。時間をかけて自分の体温で乾かしたことは言うまでもない。
 これが最初の恐怖体験、いや「霊障」だったように思う。

 またある日、テレビの「水○スペシャル」を見ていたら、探検隊の川□隊長がこう言った。
 
「あ〜、探検したい〜」

 ところが! 私の耳にはこう響いたのだ!
 「あ〜、フランケンシュタイン〜」
 私は恐怖に震えた。すると、たまたま家に遊びに来ていた近所のおばさんが私にこう言った。
 「どうしたん? それにしても○子ちゃん、ずいぶんおっきくなったねぇ〜」
 おばさんの声は「ずいぶんお菊になったねぇ〜」と聞こえた。
 これがトラウマとなり、私は成人後、ごく短い間ではあったが番町皿屋敷に奉公に出た。
 ところがある日、番町皿屋敷でレジを打っていたら、知らない間にお釣りを「いちま〜い、にま〜い」と数えていたらしく番町皿屋敷を突然解雇されてしまった。あれは今で言う非正規雇用だったのだろう。
お手打ちにならなかったのが救いだった。

 番町皿屋敷を出て、あてどなく町をさまよっていると、夏祭りの神輿に出会った。
 男たちが神輿を担ぎながら「ヨイヤサ、ヨイヤサ」と勇壮な掛け声を張り上げていた。
 普段ならばその力強い声を楽しめるはずなのに、私にはその「ヨイヤサ、ヨイヤサ」が「お岩さん、お岩さん」と言っているようにしか聞こえず、戦慄した。

 昔、私の聴覚は時として恐怖に彩られていた。

「おかめひょっとこ」「おおかみ火おとこ」に聞こえ、
「獣医さんの給料日」「13日の金曜日」に聞こえ、
「今日、麩(ふ)の味噌汁、飲みぃな」「恐怖の味噌汁ミイラ」に聞こえ、
「リンゴの木の下で」「リングで気絶したで」に聞こえ、
「どれ? キューリや! どうやらキューリや!」「ドラキュラ! ドラキュラ〜!」に聞こえ、
「目くそ鼻くそをあくまで笑う」「エクソシストは悪魔を払う」に聞こえた。

「普段の道路」は「牡丹灯籠」に聞こえ、
「新免許申請前」は「人面魚死んでまえ」に聞こえ、
「おふとんしいといて」は「オトン死んどいて」に聞こえ、
「お玉が間違ったのか」は「ドタマかち割ったろか」に聞こえ、
「ラミレスは、さらに打つべきか」は「うらみはらさでおくべきか」に聞こえ、
「あ〜、ま〜、それはアンチ巨人ですね」は「ア〜マ〜ゾンの半魚人ですね」に聞こえ、
「こら〜! 阪神タイガース!」は「こりゃ〜下半身痛いで〜す」に聞こえた。
「球児! なにが抑えやねん! こら! ええ加減にせえよ!」は「胎児はなんでオッサンやねん。コラーゲンにせえよ!」に聞こえた…。

 昔、私の聴覚は、時として恐怖に彩られていた。

 しかし、いまはやさしい夫とかわいい子供に恵まれ、幸せな家庭を築いている。
 うだるような暑さも、この真っ白なそうめんで、ほんのひとときしのぐことができる。これがシアワセというものなのかも知れない。幸せってそんなに刺激的なものじゃない。
 真っ白なそうめんのような・・・。
 …そうめん…。
 ……ソーメン…。

 ソ、ソ、ソ、ソォー、ソォーーー、ソ〜〜〜〜〜オーメン!!!

  私の聴覚は、今も、時として恐怖に彩られている………。
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どうでもいい人間が書いた、どうでもいい話しでした(笑)

でも、こんなものでも使って遊んでくれるならウレシイですっ!



posted by 塾長 at 02:49| Comment(0) | どうでもいい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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