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2015年04月30日

演技系講座 第2回 「読み合わせ」

今回は前回に続いて私の書いた教科書を朗読してもらうことから始めよう…と思っていたら、受講生のかたから「セリフをどう言っていいのかわからない」という根本的な質問が飛び出してきました(笑)
そもそも「セリフの言い方」などはないし、教科書を読み進めれば「セリフ表現」、いや、「表現」とは何かという問題を解くヒントもあるのですが、あまりに単刀直入なご質問でしたので、それについてまず解説することにしました。

一口に言うとこれは「役作り」の問題ですね。

世間の多くは演技を「感情表現だ」と解釈しているようですが、私は少し違っていて、「思考表現」だと理解しています。
つまり人間は「自分の思考に基づいて行動しているのだ」と思うのです。
その思考が順調に達成されたら「喜ぶ」かも知れませんし、自分の思考と対立するような状態が出てくれば「悩む」(戸惑う)かも知れないし、対立が深まれば「怒る」でしょうし、どこまでもお互いに理解できなければ「悲しむ」かも知れません。これは人によって違います。この時点ですでに「人間は皆違う」(=個性)ということがわかります。またそこにはその人間の価値観というものも影響してきます。

演技では自分と違う人間(考え方、感じ方、価値観)を表現しますので、台本から自分の演じる役の思考や価値観を読みとり、想像し、自分の中に「創造」することが大切です。これが「役作り」であり、「役の個性の創造」です。

たとえば多くの人が「今日はどんな服を着ようかな」と考えるでしょう。
天候にも左右されますし、その時の「気分」にも左右されますが、着る服は基本的に「その人が選んで手に入れたもの」であるはずです。つまりそこにすでに個性が現れます。
そう考えると「制服」や「ユニフォーム」というものは「統一された個性」「集団としての個性」を表現したものなのでしょうね。確かに機能的でしょうし、便利でもあります。

これらのことを説明してからいちど読み合わせをすることにしましたが、やはり皆さん「どんな言い方をすれば良いのか」というところにずっと引きずられた感がありますね(笑)
教え方が悪いのかな(笑)

いや、でも今回「役作り」について説明しましたし、受講生の皆さんは賢いのできっと次の読み合わせでは「役の個性」を作ってきてくださることでしょう。

演技はルーティンワークではありません。
「言い方」や「やり方」にこだわっていると「没個性」になります。
例えば同じ役を何人もの人が演じても、それぞれが「自分なりの役の個性」を創造すれば、すでに「自分なり」という個性の要素が含まれるので、すべての俳優の「表現」は同じ役を演じても異なってくるはずなのです。指揮者によって、あるいは演奏者によってひとつの曲の表現が変わるようなものです。

わざわざ「変わったことをやろう」としなくても、「あなた」がやれば、それは「個性的な表現」になるはずです。
posted by 塾長 at 09:15| Comment(2) | 演技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分が演じる役の、考え方や行動の基本を理解するために僕はいつも、その役の履歴書を書いてもらいます。

両親はどういう人か?
生まれたのは春か夏か?それとも秋か?
どういう土地で育ったか?
それは都会か田舎か?
兄弟姉妹は居るのか?
小学校・中学校時代はどう過ごしたのか?
等々…
何でも良いので、自分の役の履歴書を作ってもらいます。
そうすると、自然に役の考え方や基本的な行動パターンが身に付くのではないかとお考えるからです。
しかし、未だに“台詞の言い方”にこだわる人が多いのも事実ですね(笑)
Posted by yamagata at 2015年05月01日 09:37
yamagata様

コメントをお寄せくださりありがとうございます。
おっしゃる通り「役の履歴書」作成は有効なときがありますね。

いつも御高覧くださりありがとうございます!
Posted by 塾長 at 2015年05月01日 13:52
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