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2014年08月25日

初めて……じゃないテレビドラマ

けっこうへこんだテレビドラマの仕事をハイライトで!

老け役
マネージャーから「ディレクターから『演技力が必要だから』って指名されたよ」と聞いた私の役は、おでん屋の親爺役です。「メイクさんに言って老けさせてもらってね」と言われました。
通常、NHK以外の場合は自分でメイクするものですが、この時はメイクさんにその旨を話し、かなり入念に「老けさせて」もらいました。
いざ、スタジオに入ると、確かにおでん屋のセットが出来ています。でも…… 私、台本をもらってないのですよね… 。アドリブ? それとも台本が間に合わなかったのかな?
FD(フロアディレクター)が私の立ち位置(おでん屋のカウンターの中)を指示します。私はおでん鍋の前に立ちました。スタートの声がかかりました。

「はい、では、【おでん鍋の蓋を持ち上げる手】録りま〜す。はい、岩鶴さん、蓋を上げてください〜!」

私は言われるまま蓋を持ち上げました。湯気が立ち上りました。

「はい、OKです〜。岩鶴さん、お疲れさまでした〜」

……あ〜あ、手だけの出演で……儲かった……と

真夜中の機動隊員
「機動隊員の役。スタジオ入りは14時ね」
機動隊員… あ〜、またエキストラか〜。まあ、これも仕事です。行ってこよっと…
放送局に行き、衣裳に着替えて、装具(拳銃、警棒)や楯を預かり、出番を待ちました。
ところがいつになっても私の出番が来ません。夕方になったので、近くのラーメン屋に行きましたら、機動隊員の格好だったので、店主が「この辺でなんかあったんですか?!」と驚いていました(笑)
衣裳で外にでるのは考え物ですね
時代劇のときはチョンマゲで近くのCoCoイチ行きましたけど(笑)

さて、晩御飯も食べましたが、まだ出番が来ません?!
あろうことか26時(つまり夜中の2時。放送業界ではこんな風に時刻を言います)になってやっと出番です。私、12時間も放送局でボ〜ッと過ごしていました。
局の近くのビルの前に、機動隊員の私が立ちます。ロケですね?
やがて、スタートの声がかかりました。

「では、【機動隊員の靴のアップ】録りま〜す!…………はいっ、お疲れ様でしたぁ〜!」

靴を撮影したかったのか……はぁ……そうですか……っと

とうとう主役??
あるドラマで主人公の女性にからむ役をやりました。私の役はバーの酔客です。
その女性とは幼なじみという設定なのですが、久しぶりに故郷で再会したその女性に対し、酔いにまかせて卑猥な言葉を浴びせて侮辱するのです。すると、耐えかねたその女性がビール瓶をカウンターで叩き割り、私に無言で突きつけるという結構迫力のあるシーンです。
こういう場面だけではないけれど、演技では相手役が演技しやすいようにどんな時でも「本気」にさせないといけませんので、私も「本気で侮辱」します。
うまく行ったと思います! 俳優同士、お互い言葉は交わしませんが、いいシーンになったと思います。
するとディレクターが私を呼んでこう言いました。

「あのな? お前、主役違うねん…。目立つなよ」

真冬の運河にダ〜イブ!
マネージャーが「運河に飛び込む役が来たよ」と言うのです。それも【真冬】ですよ? そして【運河】ですよ?
「それ、何ですの??」と尋ねましたら、「本当は○○(←このマネージャーの夫で、同じ劇団の俳優)が運河に飛び込むシーンなんやけど… 」 「はぁ… 」 「で、背格好も○○に似てるからいいかなと… 」 「つまり私に○○さんの代わりに運河に飛び込めと…?」 「そうそう、ダミーで飛び込んでくれる?」 「なんでですの?」  「だって、○○が運河なんかに飛び込んだらあぶないやん? ○○に何かあったらイカンし… 」

この仕事はキッパリ断りました。
当然このあと、しばらく仕事が来ませんでした(笑)

わてはジェイソン・ステイサムとちゃいまんねん!
ある局制作のミステリードラマに出演しました。例によってセリフはありません(笑)
実は私は犯人役で、自分が勤めている工場内で、ある者を鈍器でなぐって死なせていたという設定です。この殺人シーンは先に局内のスタジオで収録が済んでいました。
そして、別な日にロケがありました。
このロケはその殺人事件が明るみに出て、事情聴取のため、私が自分の会社の社長を伴って事件現場である工場に到着するというシーンです。
ロケ現場の見取り図は下記のようなものです。

自動車を運転するシーン.jpg


当日は50人くらいの見物人がカメラの後ろにいました。

私たちは自動車でカメラに向かって行き、カメラのごく手前で工場内に90度ターンして進入するというわけです。ディレクターが「岩鶴さん、できますか?」というので、「いちおう免許はありますが… 」と答えました。「じゃあ、やっぱり岩鶴さんにしてもらいましょう」というので、「普通のスピードでいいですね?」と言いましたら、「いや、できるだけ猛スピードで」と言うではありませんか?!

「も、も、猛スピード? ええっ、ど、どれくらいですか??」
「そうですねぇ〜、できれば80キロくらいで」

見取り図では省略していますが、右の「建物」の裏から走らせてくれともいうのです。
また、道幅も4mくらいしかない、どちらかと言えば狭い道です。2回も直角に右折しないといけません。
私は、

「すみません。それはちょっと私では無理です。事故を起こしかねません」

と言って断りました。
だって、猛スピードの先にはカメラと見物人がいっぱいいるんですよ!
幸い、車両運転専門のスタッフがいたので、その人に私の衣裳を着てもらって撮影は無事に終わりました。
ただし、それ以来、その局のテレビドラマには呼ばれなくなりました(笑)

追伸:この撮影の直後、東京のあるドラマの現場の同じようなシーンで、見学者を巻き込む事故がありました。
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これだけのエピソードを書くと、な〜んか〜私って「エキストラ専門」みたいに思われそうですが、そうでもなかったんですよ(笑)
ちなみにエキストラのような役でも、ギャラはいわゆるエキストラ専門の俳優さんとは異なります。

まっだまだ「へこんだ話」はあるのですが、まあ今回はこれくらいで!




posted by 塾長 at 00:04| Comment(0) | 演技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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