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2014年08月24日

初めてのテレビドラマ

初めて出演したテレビドラマはNHKの朝の連続テレビ小説「○は○○○○○○○」という作品でした。
これはぁ… ちょっと… ちゃんとした役に近かったので、このブログのコンセプトに合いませんね(笑)
私の出演にまつわる話は「辛かった」「理不尽な目に遭った」「失敗した」などですからね

そういうわけで、厳密な意味での「初めてのテレビドラマ」ではありませんが、「初めて出た民放ドラマ」についてお話しします(笑)

このドラマでの私の役は「警察の鑑識班」でした。(これだけで近畿圏の人には「ああ、アレだな…」とわかるかも…)
セリフもない、いわゆる「ガヤ」「エキストラ」というものです。それでも自分がテレビドラマに出るというのでテンションが高かったのを覚えています

指定された時間に局に入り、受付で来意を述べます。すると受付の女性がロッカーのカギを渡してくれますが、ここからして、この後どう動いていいものやらわかりません
とにかくねぇ… 私のいた劇団では、(私に限ってかも知れませんが)なにも教えてくれないし、マネージャーも同行してくれないのです
(まあ、そういう自分の体験があったので、DNA計画では原則的にマネージャーが最初のころは現場に付き添うようにしています。ですからいまでは劇団に感謝しています

さて、ロッカーのカギを借りると、まずは衣裳部屋に行きます。
またそこで所属と名前と役柄を申告します。
すると衣裳さんが「はい、これね〜」と言って警察の鑑識班の衣裳を出してくれました。
着物や袴などではありませんから楽に着替えることができました。

※余談ですが、劇団やプロダクションに自分のボディデータ(身長やスリーサイズ)を申告する時は、正直に申告しておきましょう。でないと衣裳で大変な目に遭うことがありますよ。

衣裳に着替えて、私服をロッカーに入れて、タレント溜まり(出番を待つ場所)で待機しておりますと、小道具さんが来て「はい、あんたはこれね〜」と「指紋採取」のキットを渡してくれました。へっへっへっ…
え?
何がおかしいか?

前回の記事「初めてのテレビCM」では「口に出したことが実現する可能性の高さ」についてお話ししましたが、今回は「自分の体験したことが役に活きる可能性」について申しあげます。
実は、この鑑識役をする1年ほど前、私は車上狙いの被害に遭って、近くの警察で「指紋採取」の現場を見たのです
これはリアルな鑑識活動ができそうですよ〜〜〜。

ほかのエキストラを見ると、カメラを渡されている者や、装具(拳銃や警棒)を渡されているものがいました。

さてさて、しばらくするとADさんが私たち鑑識班をスタジオに案内してくれました。
スタジオの「事件現場」に入り、やはりADさんから一人ずつ、演技の指示を受けます。
私はもちろん「指紋採取」をする役です。
リハーサルが始まりましたので、私は1年前にみた「現実の指紋採取」よろしく演技を始めました。

ところで指紋採取の方法については、「世間の大きな思いこみ」というものがあります。
皆さんもテレビドラマやニュースなどでその現場をご覧になったことがあると思いますが、「指紋が付いているだろうと思われる個所」を、拳くらいの大きさの毛玉がついた棒で、粉(アルミニウムパウダーというものらしい)を静かに振りかけるというか「なぞる」ようにするわけですよね?
私が実際に警察で見たときも、警官があの「毛玉棒」に粉をつけて、そうっと車のドアノブをなぞるようにしていました。
ところが「世間の大きな思いこみ」というものがあります。
皆さんは「鑑識が指紋を採取する時は、あの毛玉棒でポンポンと叩く」と思っていませんか??

「ポンポンと叩くようにする」のは刀の手入れをするときの「打粉(うちこ)」という砥石の粉を刀身にうつ動作です。これは時代劇映画などでよく見かけるシーンです。
すなわち、世間の多くは「使う道具の形状のイメージ」が似ているために「鑑識の指紋採取の動き」と「打粉による刀の手入れの動き」を混同してしまっているのです(笑)

その「混同さん」がエキストラの中にいたのが私の不幸です。
私よりやや年配の混同エキストラが、訳知り顔に「それはな、ポンポンと叩くようにするんや〜」と偉そうにダメ出しをしやがりました。
もちろん私は「いや違う。それは刀の手入れの動き。指紋採取では叩かないの! なぞるの!」と言い返しました。
するとこれで混同くんは「カッ」となったのでしょう。混同くんは「俺がやれと言うてるんやから、ヤレ!」とぬかすではありませんか?
私も負けてはいません。
「あんた本物の指紋採取の現場見たんか? 俺は見たぞ!」と言い返しました。

この険悪な空気を察したのかADが割って入りました。
あとでわかったことですが、この撮影現場には、いつも警察官が監修者として帯同しているのでした。
あ〜、それがわかっていたら意見というか裁定を求めたのに…

私はもちろん頑固に「なぞって指紋採取」をしました(笑)
撮影も無事に終わりましたが、スタジオから楽屋に戻る通路でも、混同くんは聞えよがしに「こいつオレの言うこと聞きやがらん生意気なヤツや!」とわめいていました。

人間は自分しか信用しません…
しかし、私に言わせれば「人間の中で一番信用できないのは【自分】という人間」なのです(笑)

え…………?…………それ…………ってぇ……ひょっとして…
?!?!?!


posted by 塾長 at 01:04| Comment(0) | 演技 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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