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2019年08月07日

昔…こんな仕事があった… 2−2

さて、喫茶店に入ったのは出番待ちのためです。
S・Tさん(男優)とO・Nさん(女優)と私とは喫茶店で出番を待っておりました。と…そこにこの映画の制作を請け負っている会社の社長(女性)が来ました。

型どおりというか、社長はS・Tさん(男優)とO・Nさん(女優)に出演を引き受けてくださったお礼を述べました。
(以下、社長は「社」、O・Nさんは「O」で表示)

社「私らの会社もこういう差別をなくす映画を作らせてもらっています」
O「それはいいことやね〜〜。私もそういう(被差別部落民)ところの出身の人を差別はしないのやけどね〜」


社長の言葉に「差別をなくす映画」というのがありました。私はこれを聞いてゾッとしました。
なぜなら、「この映画はもちろん、これからもこういう人権映画は作られていくだろう。そしてその結果、世の中から『差別』というものがなくなったら、もうこのような映画を作る必要性はなくなるということだ。だとしたら、この映画制作会社はどうなるのだろう? そしてそのような映画に関わる俳優やスタッフ、私も含めて仕事がひとつなくなるということにつながるのではないか…」という発見があったのです。

これは大いなる矛盾ではないでしょうか?

つまり「差別をなくす映画」を作ることは「自分たちの生計を失くしていく行為」だからです。
「健康のためなら死んでも良い」と言っているようなものです(笑)

さて、Oさんの発言の中に「そういう(被差別部落民)ところの出身の人を差別はしない」というのがありました。
Oさんは私の知る限り、「弱きものに寄りそう作品」に出演して来られた女優さんでした。
私のような人間にも親しく言葉を交わしてくださったのです。
確かにOさんの言葉に「差別の意図」は感じませんでした。
しかし、「そういうところの出身」という言葉に「差別意識」を感じてしまったのです。

私にはこの社長やOさんを批判するような資格はありません。
私は自分の中にある差別意識や優越意識を見たような気がしました。

‐つづく‐
ラベル:人権 映画 意識 差別
posted by 塾長 at 01:36| Comment(0) | どうでもいい話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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